VISAHO創立10周年 ― 確かな歩み、そしてさらなる未来へ

式典では、株式会社VISAHO代表取締役社長 志藤真一氏が次のように挨拶しました。

「VISAHOは2015年9月11日に設立され、日本品質の不動産管理・運営サービスをベトナムで提供することを目指してまいりました。創業当初は多くの困難がありましたが、株主・顧客・パートナーの皆様の信頼とご支援、そして日本の管理ノウハウとベトナムでの実践を融合させることで、VISAHOは着実に発展してまいりました。」

2025年は、VISAHOにとって10年の努力と成長を象徴する重要な節目の年です。日本式の運営管理スタイルを取り入れた企業として、VISAHOはベトナム不動産業界で確固たる地位を築き、「プロフェッショナル・誠実・持続的な価値創造」を理念に掲げ、顧客や居住者、パートナーの皆様に寄り添うサービスを提供してきました。

創業初期は、若い組織体制や知名度不足などの課題にも直面しましたが、親会社である三恵不動産グループの日本人専門家の支援を受け、業務プロセスの整備、人材育成、日本品質のサービス基準確立など、確かな基盤を築いてきました。

設立から4年後には、ホーチミン市へ進出。これは、全国規模で価値あるサービスを広めたいという企業の挑戦と決意を示す大きな転換点でした。その後10年の間に、VISAHOは効率的かつ高品質な運営管理体制を確立し、持続的な成長を遂げています。

現在、VISAHOは「VISAHO Standard」を毎年更新し、顧客ニーズや国際基準に合わせたサービス品質を実現。社員教育やサービス監査を定期的に実施し、全体の一貫性と品質向上を図っています。さらに、社員や協力会社を含めた表彰制度を設け、モチベーションと責任感を高めています。経営陣や専門家も各プロジェクトチームを継続的に支援し、最高品質のサービス提供を追求しています。

こうした人材と品質への継続的な投資により、VISAHOはベトナム不動産市場で確固たる地位を確立しました。ビルの安全・安定稼働を支える技術サービス、心のこもった受付・カスタマーサービス、清掃・警備など、すべての分野で日本式の細やかさと誠実さが息づいています。創業時10名ほどだった社員は、現在では約500名にまで拡大。マンションやオフィスのみならず、学校、商業施設、研究センターなど多様な物件を管理するまでに成長しました。

また、VISAHOはデジタル技術の導入にも積極的で、居住者からの要望受付、内部報告、料金支払いなどをデジタル化する「VISAHOアプリ」を開発。日本の「おもてなし」精神と現代テクノロジーを融合させ、利便性と透明性の高いサービスを提供しています。

10年という期間は、企業の歴史においては短いかもしれません。しかし、VISAHOにとってこの10年は、確かな成長と信頼の証です。現在では、「Thăng Long Number One」「The Zei」「Hoàng Thành Tower」「Capital Place」「Pearl Tower」「Samsung R&D Center」など、数多くの大型案件の運営管理を担っています。

VISAHOはこれからも、「おもてなし」の心を胸に、誠実で信頼されるサービスを提供し続け、ベトナム不動産サービス業界でNo.1を目指して挑戦を続けます。